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シールドルームとは「シールデッドルーム」の事で、電磁波から遮蔽(しゃへい)された部屋の意味です。
電磁波からの妨害を受けやすい電子機器を保護し、医療分野や、電子機器メーカーの研究開発などに欠かせない設備です。
当社は生産から施工まで、そのノウハウを知り尽くしています。 |
シールドルーム概要
シールドルームの素材とシールド性能
導電性のよい物質=金属、導電性の抵抗値の低い物質ほどシールド特性が優れています。
シールドルームとは、これらの素材をつなげて囲います。接続部分の抵抗値が低い程シールド特性が良くなります。どのようにつなげるかによりシールドルームの性能が決まります。その接続方法がメーカーのノウハウです。
シールド板とシールド性能は、電波がシールド板に当たり電流に変化した場合、その電流が流れる容量が確保できれば、薄いシールド板でも問題ありません。ほとんど構造的な強度上の問題になってしまいます。
上記の条件により弊社では、ガルバリウム鋼板0.35mm、アルミ板2mm、電界銅箔0.035mm〜0.05mmなどを使用しております。
シールドルームの構成
・扉
シールドルームには、物や人が出入りできる扉が必要にになります。シールドルームの中で一番大きな開口部になるため、シールド性能を決める大きな要因になり、シールドルームの命とも言われます。扉本体と、扉枠を色々な方法で、色々な素材を使用し、しのぎを削って研究しています。
・換気口、空調口
空気を出し入れする為には、穴を明けなければなりません。穴を明ければ、電波が漏れます。アミや、そのほかの材料(ハニカム)を使用し、なるべく漏れを少なくするように、細工をします。
人がシールドルームの中で作業をするには、照明や換気、そして空調なども要求されてきます。シールド層を貫通させるには、そのものに合ったシールド処理をする必要があります。
・電源
照明やコンセントが必要であれば、必要量の電源を入れる事になりますが、電源を入れる場合は電源フィルターという機器を取り付け、それを経由して入れなければなりません。また、三相モーターを使う機械を入れるならば、三相用の電源フィルターを使用します。
火災感知器などは、信号線用の電源フィルターを使用します。
用途
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医療用として・・・MRIと脳波室、ハイパーサーミア(温熱治療器)
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工業用として・・・ワイヤーカット、放電加工機、高周波ウエルダー
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電気メーカー用として・・・PHS、携帯電話の調整用、開発用
施工例
各写真をクリックしてください。拡大いたします。
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